「cut corners」という表現があります。

直訳すると「角を切る」→「角を曲がらずに土地を横切る」で、ここから派生して「近道する」という意味になります。

ただ、言葉というものは生き物です。

1つの意味合いから、様々な意味合いを帯びてきます。

たとえば、「近道する」ということは、通るべきところを省いたということです。

つまり、省略したということです。

だから、「cut corners」には「省略する」という意味も出てきます。

「省略する」という言葉も、その使われる状況によって、ネガティブとポジティブの2つの意味合いを持ちます。

たとえば、去年は儲からなかったから、

we have to cut corners.

と言ったら、ここでは「cut corners」は「省略する」よりも「節約する」という意味の方がぴったり合うでしょう。

また、

We don't cut corners with our customer service.

と言ったら、「我々は顧客へのサービスを省略しない → 我々は顧客へのサービスを手を抜かない」という意味になります。

この例では「don't cut corners」で「手を抜かない」という意味になります。

つまり、省略するものが「お金」だったら「節約」というポジティブな意味になりますし、省略するものが「仕事」だったら「手抜き」というネガティブな意味になるということです。

同じ単語やフレーズでも文脈によって良い意味にも悪い意味にもなるということです。

言葉は生き物です。1つの訳語だけを覚えても武器にはなりません。

本物の武器を身につけたいなら、その場に柔軟に対応できる適応力を養った方がいいでしょう。

そのためには、数をこなすことが必要とされますが。